執事と共に日常を。
「本当は、お茶で飲むのはよくないんだけどね」

「……病気、なのか?」

「再生不良性貧血」

「ああ、血液中の成分が不足するっていう」

「知ってるのね」

「知識程度には。免疫の低下などが言われてるが、君は元気そうだな」

「ええ。でも……」

恵理夜はユウヤのそばを通りながら言った。

「普通の人よりは、死がそばにあるわ」
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