執事と共に日常を。
「大体、本当にベッドで寝ぼけて眼鏡つぶすやるがあるか」

「寝ぼけて、って言わないでー」


やり取りのテンポが面白くて、春樹は眩しそうに見つめていた。


「そーいえばさ、春樹クンって今何やってんの?」

「俺……?」


その時、ひどく違和感を感じた。

俺、という一人称は長い間使っていないので違和感を覚えたのだ。

恵理夜の前では使えない――いや、自ら使わない言葉遣いだ。
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