歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
「当たり前だろ〜!なんてったって今1番忙しいアーティストのsAra.ちゃんだぞ〜??」


雄大さんが、タバコに火をつけながら言った。



「ハハ、そーでした。」


そう笑いながら、五十嵐さんは私に手を差し出してきた。


あ…笑うと優しい顔になる。

笑った顔もカッコイイ……



「これからよろしく。」

「あ…こ、こちらこそよろしくお願いします・・」


私は緊張気味で、五十嵐の手を握った。

五十嵐さんの手は暖かかった……







ブォォォン――…‥


カウントダウンの打ち合わせが終わり、マネージャーと車で帰宅途中…パソコンにかじりついていた。



検索しているのは、もちろんさっきの五十嵐さん。

検索欄に“ギタリスト五十嵐”と入力し、検索すると…驚く結果が!


雄大さんが言う通り、五十嵐さんはギタリスト界では有名な人だった。
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