歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
バックから財布を取ろうとすると…



「はい…」

「あ‥」


五十嵐さんが、運転手にお金を渡した。




「…釣りはいらない。」

「ちょっ、五十嵐さん!いいですっ!!私が払いますから!」

「いい…別に。」

「じゃ、じゃあこれで帰って下さい!私ここで大丈夫ですっ!!」


私は五十嵐さんに、お金を差し出した。




「家の前までって言われてるから、ちゃんと送んねぇとアレだろ。」

「でも、私大丈夫ですよ!」


申し訳ないし………



「大丈夫つったって…お前。アレどうすんだよ?」

「え?」


タクシーのトランクを指差す五十嵐さん。

そういえば、私の大量の荷物はトランクに入っているんだった(汗)




「お前…あの荷物全部自分で持てんの?」

「・・・・(汗)」
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