歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
エレベーターで最上階まで上がり、エレベーターを降りるとまたセキュリティーを解除する。



「セキュリティー万全だな。」

「あはは。事務所が用意したマンションで、デビュー当時は一番安い部屋に住んでたんですけど、最近最上階に引っ越したんです!」


セキュリティーは解除され、私と五十嵐さんは私の部屋の前まで歩いた。

部屋の前に着くと、私はキーで急いで部屋を開けた。





ガチャ


五十嵐さんから荷物を受け取り、数回部屋を往復し荷物を置く私。




「ありがとうございました!本当助かりました!!」

「うん。……で、コイツらはどうする?」

「へ?」


コイツらって……?


!!


「「にゃあお〜」」


五十嵐さんの足元に目をやると、ちゃわんとおわんが五十嵐さんの足にじゃれついていた。




「コラ!いつの間にっ…やめなさい!!」
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