宿題するから利用して
はっちゃけた呼びかけに反応した田上結衣はキラキラ輝き、また二重人格になったから俺の胸がますます痛み涙を誘ったし、
一番むなしくも一番素直な夢を崩したのは、やっぱりあいつだったから悔しかった。
黒い髪を揺らし、――こちらもまた普段のクールな人格を変え蕩ける笑顔を作る少年は、
大塚という部外者が居ることに気づき、「うわ、と、あ、おーつか? はは、やべえ、今のノリ普通にスルーして? ふはは」と、
彼女専用モードだった自分に照れている。
ああ、彼の魅力は好きが顔に見えることかもしれない。
赤い色をした頬は無言に愛を語り、お姫様を最低な方法で横取りしようとしていた俺を無意識に責めるのだ。