有明先生と瑞穂さん
「おお、晴ちゃんか!懐かしいな~。
おい小介(コスケ)、晴ちゃんのこと覚えてるか」

「・・・なんとなく」

「こ、こんばんは。
夜遅くにすみません」

「はっはっはっは!
遠慮しなくていいよ。
堅苦しいこと言わないで。
しかし女の子はいいねえ、浴衣か。
晴ちゃん可愛くなったね」

「あらアナタ、セクハラって言われるわよ」


久しぶりに来たにも関わらず昔と変わらないでフレンドリーに接してくれることが嬉しい。

改めて、布津はこの家族だからこそ明るくて裏表のない優しい性格になったのだと実感する。



布津母に足を治療してもらった後、布津の部屋へ通された。

狭めの部屋の半分はベッドが占領し、小さなテレビと小さなテーブル。
足元にはゲームや雑誌が散らかっていてまさに男の子の部屋だった。


「超ノド乾いたー!
なんか持ってくるから適当に座ってて」


そう言われ部屋に一人取り残されるとベッドを背もたれに床に座り込む。

するとすぐにゲームのコントローラーが届く距離。

きっといつもここでこうやってゲームをしてるんだろう。

(それにしたって勉強机はないし教科書も見当たらないな・・・)
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