有明先生と瑞穂さん
「・・・・・・あそこまで言われたらねえ」

一人残されニヤリと悪い顔をした。

すかさずベッドの下を覗き込む。


・・・とそこにはボックスも何もない、それどころか全く隠れていないエロ本がほこりの中に数冊適当に置かれていた。


「いやいやいや!さすがにこれ隠してないでしょ!!
何でそのまんまなんだよ!
普通何かに入れるとか紛れこませるとか!!
隠す気あんのコレ?!」


鍵のついていないこの部屋、きっと母親が掃除に入るだろう・・・
これは間違いなく気づかれている。


何か入れ物に入っていたならそれまで開けて見る気はなかったが、覗き込めばすぐ見えてしまったので瑞穂は一人でお腹をかかえて笑った。



「はあ・・・笑った。
でもこんなとこ置いてたら読むときホコリがついてて大変よね」

そう言って本を拾い上げ、漫画の並んだ本棚に綺麗に並べてあげた。


「おんぶのお礼・・・・・・なんつってププッ」



隣の部屋で布津弟が瑞穂一人テンションの高い独り言を話すのを微妙な面持ちで聞いていた。
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