有明先生と瑞穂さん
ひとしきり楽しむと少し眠気が襲う。

ここで眠るわけにはいかない、と瑞穂はゲームを手に取った。


(やってろって言ってもロールプレイングばっかりじゃん・・・)


ゲームをしない瑞穂には何が何だかわからない。

とりあえず元々本体に入っていたゲームを適当に立ち上げて、勝手に布津のセーブデータで始めた。


(やっぱり意味わかんないなー・・・。
あ、なんかはじまった)


ぐりぐりと動かしながら進んでいくと敵が出てきたりイベントムービーが出てきたりとわけがわからないまま話が進む。


(意味わかんないし、あんまりおもしろくないやー)


知らないキャラクターが話す知らない言葉を読み進めるたびにいっそう瑞穂の眠気は増した。


気づかないうちに首がガクリと後ろに倒れ、ベッドに頭が落ちる。

いけない、と頭を起こそうとした時、布団から布津のにおいがした。


背負われた時と同じにおいだ―――。
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