有明先生と瑞穂さん
(寝てる・・・?いや起きてる・・・?)


夢と現実の中間くらいだろうか。


ベッドに頭をもたげたり、少し持ち上げてみたり。

こくりこくりと動く頭。


その様子がなんだかおかしくて思わず口からふっと息が漏れた。


(おんぶされてたくせに、疲れてやんの)


瑞穂の寝顔なんて滅多に見る機会はない。

口を半開きにした間抜けた顔。

それを正面に座り込み近くからマジマジと見つめる。

瑞穂の手にはゆるく握られたコントローラーが今にも落ちそうだ。


きっと今「ワッ!」と言って脅かせば、ビックリして飛び起きるだろう。



そんな感じの、張りつめたようなゆるいような


不安定な空気に布津はのまれた。
< 666 / 1,252 >

この作品をシェア

pagetop