春は来ないと、彼が言った。
「……椛、ずっと前から好きだった。…睦と椛が話すたび、嫉妬してる。……あの日はほんとに悪かった、ごめん。…こんな俺で良いなら……これからも隣にいさせてくれ」
わたしの目をまっすぐ見て、恢は真剣な口調で言った。
涙が止まらない。
プロポーズをされているような気がした。
だって“これから”を約束してくれるんでしょ…?
そんなの、嬉しすぎるよ。
「ずっと…ずっと…とな、りに…いてほしいっ…!」