鬼の名の下
「ぐだぐだと煩いですよ。ほら、行きますよー」




そう言って、僕の腕を掴んだ茶髪。



冷え切っていた体に手の温もりがじかに伝わって、思わずビクリと体が跳ねた。



手を離そうと腕を引っ張るが、びくともしない。



いやそれどころか・・ヒョイという軽快な音ともに、体が宙に浮いた。




「はい、行きますよー」



担がれた・・!


知らない男に肩に担がれた・・!


それはもう、米俵の如く・・・!!



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