ありのまま、愛すること。
母と私が非常に濃い時間を、たった10年間ですが過ごすことができたのも、同じことが言えます。

いまは、その当時に比較にならないほど、仕事を持っているお母さんが多くなっている。

仕事を持つ母親は、もちろん仕事中に子どものことを考えていては、はかどりません。

であるならば、仕事中は最高のパフォーマンスを存分に発揮して、終わった瞬間から子どものことに没頭する。

その先にある喜びのために仕事をするということも、いまの世の中において、女性が持つモチベーションの一つでしょう。

私の母は仕事という別の世界を持っていたからこそ、私とのプライベートの時間のありがたみを噛みしめていた。

読者の方々にも子どもを育てながら仕事を持つ、あるいは持っていた女性がいらっしゃるでしょう。

仕事と子ども、それぞれの向き合い方というものは、女性にとって、大変な課題なのかもしれません。
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