【完】優しい彼の温もりに包まれて
「気にしなくて良いのよ。何かあったのよね?それは明日ゆっくり聞くから」


丈瑠君のお母さんはニコッと微笑んで“おやすみ”と行って寝室へ戻って行った


「瑠夏、部屋に行くぞ?」


「ねぇ、家に帰りたくないの。しばらく居ても大丈夫?」


何も言わない丈瑠君に手を引かれ2階へと上がる


ちゃんとあたしの寝る場所までまで用意されていた


「おいで?」


丈瑠君は自分の横に座れと手招きしている


仕方なく隣に行ってみる


「瑠夏が落ち着くまで居ていい。何があった?」


「あたしが言ったこと信じてくれる?」


すると小さく頷いてくれた


「あたしね。お母さんと仲良くないんだ。だからバイトしてるのも知らなくてさ。それで喧嘩になった」


あたし何もしてないのにね
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