【B】君の魔法
「武流さま」
俺の姿を見つけるや、
中野は、
部屋の転がった瓶を片付けて
カーテンを開き、
窓を開け放つ。
「山瀬、
アイソトニック飲料を。
裏の西園寺先生を」
中野の言われるままに、
お手伝いが、
スポーツ飲料水を運んできて
ゆっくりと
サイドテーブルに置く。
暫くすると……小さいときから、
お世話になりすぎてる
西園寺先生が、往診鞄と共に
駆けつけてくる始末。
なされるままに……
悪酔いの代償を支払って
意識を
ベッドに沈ませていく。
睡眠薬の力も借りて。