もう会えない君。
しばらくしてコンビニの袋を掲げた悠が帰って来て、コンビニの袋を私に差し出した。
だけど私はそれを受け取らずに床を見つめてた。
顔を上げる事も、笑う事も出来ない。
涙しか零れ落ちなくて部屋には私の啜り泣く声だけが響いてた。
悠はいつまでも受け取らない私の横に座って優しく頭を撫でた。
いつもは隼が撫でてくれるのに…。
いつもは隼が横に座ってくれるのに…。
たった一言で終わった関係。
私が発した言葉で終わりを告げた関係。
「凛?」
落ち着いたトーンで悠が名前を呼んだ。
「………」
返答もしない私はただ泣きじゃくる事しか出来なくて。
「隼に会いたいか?」
会いたいよ。
隼に今すぐ会いたい。
会って謝りたい。
もう一度チャンスをもらいたい。
こんな私にもう一度だけチャンスを…。
私は小さく頷いた。
弱々しい返答だったかもしれない。
でも強い意志を込めて頷いた。