もう会えない君。


葬儀も全てが終わり、隼は御骨と化した。


帰り支度を始める人達。
帰る人達を見送る隼の両親。


私は…
写真の前に座っていた。


隼の写真の前。
隼の御骨がある所に居た。


悠も皐も私の傍に居てくれた。


「ねえ隼…?」
何も返って来ないのに私は笑顔を向ける写真の中の隼に問い掛ける。


「私は、凄く幸せだよ」
涙が頬を伝っては零れる。
写真の中の隼は私に見せてくれる優しい笑顔で…。


「隼が居たから…っ…生きるっていいなって思えた」
視界が滲む。
写真の中の隼の顔が歪んで見える。


「大好きだよ。これからもずっと…ッ」
この気持ちは変わらないよ。
ずっと、ずっと。
だけど…私も隼と同じ世界に逝ってもいい?


そしたら…
ずっと一緒に居られるでしょう?


ねえ隼…。
私に答えを教えてよ。
何が正しくて、何が間違ってるのかを教えてよ…。
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