もう会えない君。


あ…
この子、さっき悠を呼び出した子と仲が良い子だ。


お昼休みに一緒に昼食を摂っていたのを思い出したけど今はどうでもいい事だった。


“ブス”
そんな事、言われなくても分かってるよ。
なのに…なんでそんな風に言われなきゃいけないの?


何も言えない私は黙って俯いた。


もう何も聞きたくない。
この場から逃げ去りたい。


飛び交う言葉は悠に対しての質問だったけど私の事に触れる質問が多かった。


黙り込み、俯く私。


握った手は今でも離さないで握られている。


なんで引き受けちゃったんだろう…。


後に後悔の波が押し寄せる。


簡単に引き受けるものじゃないなと痛感した私は本当の事を言おうと顔を上げた。
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