もう会えない君。


「舞って藤崎舞!?」
教室内から聞こえた男子生徒の声。
明らかに興味津々だ。
何が楽しくて笑っているのか分からない。


「そうだけど…」
一人の女の子が男子生徒に答えると教室内と廊下は再びざわつき出した。


聞こえてくる言葉を聞く限りではこうだ。


藤崎舞は一年生の中で一番可愛い子、ベスト3にランクインしている最も可愛い子で昨日の入学式で既に二人から告白をされていたらしい。


だけど藤崎さんはその告白をどちらも断ったらしい。
理由は簡単だ。
“好きな人が出来たから”――。要するにそれが悠だったって事なのだろう。


…私も悠を呼びに来た彼女を見た時、本当に可愛い子だと思った。


だけど私とその子を比べないでほしい。


別に悠とは本当に付き合ってるわけでもないのに…。


こうゆうのを自業自得っていうのかな?


悠はどうして藤崎さんの告白を断ったのだろう?


あんなに可愛い子なら私なんかより悠とお似合いなのに。
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