空と海が交わるとき






…あれ?


どこも痛くない



どうして?




「もう止めろ、皆。」




聞き覚えのある声が耳に届く。




嘘…




恐る恐る、私は後ろを振り返った。






「湊…!」




私達と町の人との間には、いつのまにか湊の姿があった。





手には、空の剣が握られている。




「湊さん!」


「どうしてここに…!?」




動揺し始める町の皆。




湊は皆に背を向け、私達の所に来た。



瞬間、私の頭に湊の手が置かれる。



< 187 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop