空と海が交わるとき
皆の驚いたような目。
「確かに、父さん達は海の民に殺された…。あの日、雨の中で…。」
忘れた事なんて一度もない
もし、今の俺なら
止められたんじゃないかっていう気持ちさえ浮かんでくる
「けど、その海の民とコイツは違う。」
同じ海の民だろうが
誰が、何と言おうが
「コイツは俺達に危機を伝えに来てくれたんだ。危険を犯して…俺達空の民の為に…。」
皆の顔が沈んでいく。
「それに、父さん達は俺達の共存を望んでいた。だから、海の民を恨むより…俺は…。」
俺は…
「亡き国王の夢を叶える為に歩き続ける。」