空と海が交わるとき










「湊、莉子!」



キィ、と司は自転車を乱暴に止める。



「遅ぇぞ司。」



「いやいやいや…これ買うのに町中走り回った俺って何?」



ため息を吐きながら、司は歩いて来た。




手には、沢山の花火。





あれから蒼我と少し話して




海まで送ってやった。





アイツの親御さん心配してるだろうしな




それから日が暮れて、司に花火を頼んで




俺と莉子は夜の海で待っていた




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