空と海が交わるとき
色とりどり咲き乱れる花火
只笑って
叫んで
ふざけて
今までの事なんて、忘れるくらいに…
「にしてもさ、こうやって三人揃ったの久々だよな。」
司の言葉に花火から視線が移る。
「確かに…。何か凄く懐かしく感じるや。」
俺達が三人揃ったの
いつ以来だっけか?
「お前ら二人も仲直りできたみたいだし…一件落着だな。」
「心配かけてごめんね、司。」
司は謝る莉子に笑顔を向けた。
「いいって。二人が元に戻っただけで俺は「待った。」