続 私のメガネくん


次の日の学校。


さぁ、どんと来い!私はなんでも大丈夫!!


なんて椅子に座って気合いを入れてもどうしようもないんだけど…。


昨日は勢いあまってタメになっちゃったけど、今日はちゃんとしないと…。


なんだか悪い気がするんだよね、タメは。


今日1日大丈夫だといいんだけどなぁ。


もう羅威くんのあんな顔は見たくないなぁ…。


あの人の羅威くんを見てる目も羅威くんと同じような切なげな目をしてた。


なんでだろう、嫌な人とは思えない。


「多賀峰さん、ちょっといい?」


名前を呼ばれてドアの方を見ると、昨日の先輩がいた。


来た!


うわぁ…。なんか緊張する。


だって凄くキレイだし…。


なんか負けそう…。


って今から弱気になってたらダメだよ!


とにかく、羅威くんは渡さない覚悟でいかないと!



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