蹴球魂!!!!
ーヴーッ ヴーッ


「あ、胡桃…ケータイ鳴ってるよ??」

「本当だ!!ジェニー、取ってー」

「了解!!投げるヨー!!」


ひとしきり、言いたい事をすべて胡桃とジェニーに打ち明けたら、何だか心が軽くなった。

さっきまで泣いてたけど…もう笑ってられる☆


「わ!!電話だし!!!!」

「誰??」

「ホモ氏!!!!」

「「ちょ…胡桃……!!」」


胡桃まで俊介の事をホモって言うようになったんだ。笑

まぁ、“ホモ氏”で俊介ってわかっちゃうあたしたちもどうかと思うけどね??


「もしもし??」


胡桃が電話に出る。

何の話だろう??

…やっぱり、調教の事とかかな??


「あ、本当??ありがとう♪…うん、あ、了解!!」

なんか…心なしか、胡桃の声が明るい気がする。

相手は唯斗先輩じゃないのに??

「ん!!じゃ、切るねー」

胡桃はそう言って、電話を切った。


「何て言ってたノ??」

「んー??とりあえず戻っていいって♪」

「え??“とりあえず”ってどういう事??」

「円さん??細かい事気にしてたらシワが増えるよぉ??」

「…その笑顔をお止めくだされ胡桃様!!」


胡桃ってば…天使みたいなかわいすぎる笑顔で物凄い事言うんだから…。
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