プ リ ン ス
俺は仕方なく桜井に視線を合わせ、桜井の頭を撫で撫でした。
「えッ///」
『?』
そしたら桜井が顔を赤くし始めてた。
撫でただけで照れるって……
こいつの頭は大丈夫か?
匠の病院で見てもらった方が……。
羽藍は真剣に恭の頭の中を心配していた。
教室の端の方では、女子が固まって羽藍の方を見ていた。
「プリンスにラブレターよ!!」
「抜け駆けしようとしてるのは誰よ!?」
「とりあえず休み時間か、放課後にプリンスについて行けばわかるわね。」
「絶対に許さないんだから……。」
女子達の言葉は、周りの喧騒に消えていった。
放課後
俺はHRを終えた後、鞄を持って呼ばれた所へ行くことにした。
校舎裏にはまだ誰もいなく、俺は柱に寄り掛かった。
鞄から女の子からもらった手紙を取り出した。
多分告白だろうな……。
なんて断ろう。
そう思っていると…
「あの……。」
ひょこっと小さな女の子が顔を出してきて、恐る恐る俺に近付いてきた。
「えと……」
女の子は黒髪ロングで、清楚な感じ。
ネクタイは黒。
『手紙をくれた根本加奈さん?』
「あ、はい……。」
女の子は緊張してるのか、縮こまって顔を上げない。
『話って?』
「………ああああのッ」
顔を上げながら吃る女の子。
「宮内先輩!!好きです!!」
『……ありがとう。』
「付き合ってくだ『それはできない。』……え……。」
間髪入れずに答えたら、女の子は一瞬戸惑った瞳を見せた。
「えッ///」
『?』
そしたら桜井が顔を赤くし始めてた。
撫でただけで照れるって……
こいつの頭は大丈夫か?
匠の病院で見てもらった方が……。
羽藍は真剣に恭の頭の中を心配していた。
教室の端の方では、女子が固まって羽藍の方を見ていた。
「プリンスにラブレターよ!!」
「抜け駆けしようとしてるのは誰よ!?」
「とりあえず休み時間か、放課後にプリンスについて行けばわかるわね。」
「絶対に許さないんだから……。」
女子達の言葉は、周りの喧騒に消えていった。
放課後
俺はHRを終えた後、鞄を持って呼ばれた所へ行くことにした。
校舎裏にはまだ誰もいなく、俺は柱に寄り掛かった。
鞄から女の子からもらった手紙を取り出した。
多分告白だろうな……。
なんて断ろう。
そう思っていると…
「あの……。」
ひょこっと小さな女の子が顔を出してきて、恐る恐る俺に近付いてきた。
「えと……」
女の子は黒髪ロングで、清楚な感じ。
ネクタイは黒。
『手紙をくれた根本加奈さん?』
「あ、はい……。」
女の子は緊張してるのか、縮こまって顔を上げない。
『話って?』
「………ああああのッ」
顔を上げながら吃る女の子。
「宮内先輩!!好きです!!」
『……ありがとう。』
「付き合ってくだ『それはできない。』……え……。」
間髪入れずに答えたら、女の子は一瞬戸惑った瞳を見せた。