はぐれ雲。
「吸っても?」
「どうぞ」
安住がライターを差し出した。
火をつける亮二の右手の甲のアザが目に入る。
目を細めて何回か天井に向かって煙を吐き出すと、彼は言った。
「刑事さん、俺が今までに抱いた女を全部調べてみますか?」
「それはそれは。たくさんいそうですね」
安住が背もたれにもたれた。
「言ってくれるなあ、お宅も。まぁ、2、3日ですむことじゃねぇだろうな。でも、どうせ暇なんでしょ。証拠もないのに俺を呼びつけて、話聞く時間があるくらいなんだからさ」
「調べたら何かわかるんですか」
「俺はね、女にはうるさいんですよ。
調べたらわかりますって、ね?調べてみてよ。そしたらあの女なんか、相手にするはずがないってわかりますから。それに刑事さんたちも楽しめますよ。目の保養ってやつです」
「新明さん」
「もし気に入った子がいたら、言ってください。俺が責任持って紹介しますよ」
亮二はそう言うと煙草の灰を落として、笑った。
「新明さん!」
「ああ、すみませんね。
だから、えっと、加瀬…加瀬だっけ?
あの女は残念!なんですよ。俺のストライクゾーンから大幅にずれてますからね。俺はもっと出るとこが出た、色っぽい女が好みなんです。ちょっと地味すぎたなぁ、あいつ。もっと派手なら、いくとこまでいったかもしんねぇな」
そう言うと、手で胸が出ているような仕草をした。
達也は思わず顔をしかめた。
桜井も「うーん」と唸る。
安住は苦笑しながら相槌を打った。
「なるほど」
「あのさ、お宅らはあの女と俺が寝たかどうか知りたいんでしょ。残念でした、彼女には全くそんな気は起こらなかったですねぇ」
「ほう」
安住が疑ったような目を向けて、こめかみをかく。
「あのね、マジで寝るわけないでしょ。勘弁してくれよ。俺は自分の好みの女以外とは関係もたねぇ主義なんだよ。あんな所帯じみた女、こっちから願い下げですよ」
「どうぞ」
安住がライターを差し出した。
火をつける亮二の右手の甲のアザが目に入る。
目を細めて何回か天井に向かって煙を吐き出すと、彼は言った。
「刑事さん、俺が今までに抱いた女を全部調べてみますか?」
「それはそれは。たくさんいそうですね」
安住が背もたれにもたれた。
「言ってくれるなあ、お宅も。まぁ、2、3日ですむことじゃねぇだろうな。でも、どうせ暇なんでしょ。証拠もないのに俺を呼びつけて、話聞く時間があるくらいなんだからさ」
「調べたら何かわかるんですか」
「俺はね、女にはうるさいんですよ。
調べたらわかりますって、ね?調べてみてよ。そしたらあの女なんか、相手にするはずがないってわかりますから。それに刑事さんたちも楽しめますよ。目の保養ってやつです」
「新明さん」
「もし気に入った子がいたら、言ってください。俺が責任持って紹介しますよ」
亮二はそう言うと煙草の灰を落として、笑った。
「新明さん!」
「ああ、すみませんね。
だから、えっと、加瀬…加瀬だっけ?
あの女は残念!なんですよ。俺のストライクゾーンから大幅にずれてますからね。俺はもっと出るとこが出た、色っぽい女が好みなんです。ちょっと地味すぎたなぁ、あいつ。もっと派手なら、いくとこまでいったかもしんねぇな」
そう言うと、手で胸が出ているような仕草をした。
達也は思わず顔をしかめた。
桜井も「うーん」と唸る。
安住は苦笑しながら相槌を打った。
「なるほど」
「あのさ、お宅らはあの女と俺が寝たかどうか知りたいんでしょ。残念でした、彼女には全くそんな気は起こらなかったですねぇ」
「ほう」
安住が疑ったような目を向けて、こめかみをかく。
「あのね、マジで寝るわけないでしょ。勘弁してくれよ。俺は自分の好みの女以外とは関係もたねぇ主義なんだよ。あんな所帯じみた女、こっちから願い下げですよ」