朝が待てなくて

「いいのかよ?」


「……何が?」


「花見以外で誘っても、いいの?」






振り返ると樹はまだ戸惑ったように突っ立っていた。




うん、うん、うん、うん、うん、うん…!

メッチャうなずく。


「いい…よ」

いいに決まってる。





「んじゃ、そういうことで」


そう言うとポコンとわたしの頭を撫でて、樹が追い越して行った。


で、すごい早足で歩き出す。


「ちょっ、待って。…早いってば」


「え、お母さん心配するんだろ?」


真顔でキョトンと樹が訊く。


プ、この人…天然ですか?




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