新撰組恋絵巻(完)
……でもきっと大丈夫。そんな確信が私の中にはあった。
すると眠っていた総司が目を覚ます。
「おはよう、神楽」
「お、おはよ」
私は俯きながら挨拶を返すのが精一杯。
そんな私の反応を楽しむかのように彼は追い討ちの言葉をかけてくる。
「昨日の神楽、すっごく可愛かったよ?」
「!!」
「でも君を泣かせていいのは僕だけだから」
……意地悪な総司に私は振り回されっぱなしのようです。
身支度を整えた私と総司は近藤さんの部屋を訪れた。
もちろん私の秘密を話すためだ。
「近藤さん、入ってもいいですか?」
「ん?ああ、その声は総司か。構わんよ。入りなさい」
近藤さんに優しく促され、総司は静かに部屋の襖を開けた。
「おや西崎君も一緒だったのか。どうしたんだね?こんな朝早くに」
「はい。実は近藤さんにお話しなければならないことがありまして」
私は深く息を吸うとゆっくり吐き出す。