Mind of ice
セリアにしてみればいつもの事なのだが、今回はリーナも一緒なものだからか、かなりジロジロ見られた様子だった。

「相変わらず、女性が傭兵やっているのが珍しいのかしら。」

「まぁ、今回はリーナもいるし。パーティー面子見ると、かなり変だしな。」

苦笑いしながらデイルは、セリアの愚痴に相打ちを入れていた。

確かに、三十代に見える(本当はまだ28なのだが…)デイルに、二十代風のセリア。
そこに、どう見ても十代にしか見えないリーナが加わったのだから致し方ないと言ったところか。

「かと言って、元の姿でもって変わらんだろうし。てか、そっちバージョンの方が更に最悪かも。」

これには、全面的に納得したセリアであった。

部屋に通されて数分後、一緒に頼んでおいた昼食が運ばれてきた。
それを食べながら、三人は今後の行動についての打合せを開始した。
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