秘密な結婚
その時――――。
「拓真?」
後ろから声がしてゆっくりと振り返ると……。
「紗和……」
紗和が不思議そうな顔で俺を見ていた。
「どうしたの、こんなところで………、
…きゃっ!!」
俺は紗和にしがみつくように
その身体を抱き止めた。
「??…拓真?」
「紗和、ごめんな…。
言い過ぎて…。
俺、分かってもらいたくて」
「??何の事?」
「俺、会社でお前にひどい事……」
「……え、……アキノ重機の事?」
「うん。
いつも、早く覚えてもらおうと、つい厳しくしてしまって…」
「え?…別に怒ってないよ?」
…え。