聖戦物語 奇跡が紡ぐ序曲~overture~
「ならば、サリアの媒介としてその輝石はベストなものなんだな」
それならば、一つ目の可能性は潰えるか。そんなことをぼやきながら、アルジスは続ける。
「二つ目は、自分の魔法使いとしてのタイプを把握していない場合」
魔法使いと一口に言っても、その種はさまざまである。
魔法剣士(ソシアルブレイダー)のような、自分の中の魔力容量が少ないために近接と遠距離の攻撃を交互に使い分けて戦うようなタイプ。
膨大な魔力を内に秘めているために、遠距離からの大技を使うのを得意とする、賢者(マギ)や賢術師(セイジ)のようなタイプ。
本人自身には大した魔力はないが、常に周囲から何らかの方法で無意識あるいは意識的に魔力を供給することが出来る、自然干渉術師(カバリスト)や精霊使い(エレメンタラー)のようなタイプ。
同様に魔力の容量は少ないが、方陣を描くことで強力な防御術を発動出来る方陣士(ファランクス)、絵を具現化できる絵描師(ピクトマンサー)、相手が発した何気ない言霊を組み上げて強力な術を発動させる言霊使い(スペルマスター)などの特殊なタイプも存在する。
前者二つはたいていの魔法使いがたどる道なので常に周囲に存在するが、特異なタイプの後者は十年に数人いる程度なのでその存在を知らない者は多い。
「……サリアはおそらく、そういった特異な魔法使いの可能性がある。自分の力がどんな魔法となって発現するかは、タイプによってまったく違うから」
そう締めくくったアルジスに、サリアはようやく魔法を扱えるかもしれないという希望を見出して、思わず破顔した。
それならば、一つ目の可能性は潰えるか。そんなことをぼやきながら、アルジスは続ける。
「二つ目は、自分の魔法使いとしてのタイプを把握していない場合」
魔法使いと一口に言っても、その種はさまざまである。
魔法剣士(ソシアルブレイダー)のような、自分の中の魔力容量が少ないために近接と遠距離の攻撃を交互に使い分けて戦うようなタイプ。
膨大な魔力を内に秘めているために、遠距離からの大技を使うのを得意とする、賢者(マギ)や賢術師(セイジ)のようなタイプ。
本人自身には大した魔力はないが、常に周囲から何らかの方法で無意識あるいは意識的に魔力を供給することが出来る、自然干渉術師(カバリスト)や精霊使い(エレメンタラー)のようなタイプ。
同様に魔力の容量は少ないが、方陣を描くことで強力な防御術を発動出来る方陣士(ファランクス)、絵を具現化できる絵描師(ピクトマンサー)、相手が発した何気ない言霊を組み上げて強力な術を発動させる言霊使い(スペルマスター)などの特殊なタイプも存在する。
前者二つはたいていの魔法使いがたどる道なので常に周囲に存在するが、特異なタイプの後者は十年に数人いる程度なのでその存在を知らない者は多い。
「……サリアはおそらく、そういった特異な魔法使いの可能性がある。自分の力がどんな魔法となって発現するかは、タイプによってまったく違うから」
そう締めくくったアルジスに、サリアはようやく魔法を扱えるかもしれないという希望を見出して、思わず破顔した。