吸血鬼は淫らな舞台を見る   episode ι (エピソード・イオタ)


「君、ちょっとうるさいよ」


ガンマ少佐がまた日本刀を振り、イオタの右腕の付け根を抵抗なく通過させる。


「うぁぁぁぁぁ~」


イオタは痛みに意識が刈り取られ、天を仰ぐように絶叫し、床に落ちた右腕はピクリとも動かず、ただの肉塊と化す。


シータが階段を転がるように下りると、隊員達は一斉にサブマシンガンで狙いを定めた。それをガンマ少佐は手を横に振って撃つのを止めさせた。


「イオタ君!」


シータがイオタの上半身を抱き起こして支える。

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