shining☆moon‐私の王子様‐
「フレンはどんな気持ちでいつも貴方にどんな言葉をかけてますか?」
「どんな…気持ちで…どんな…言葉……」
考えたことなかった。
フレンがどんな気持ちで私にどんな言葉をかけていたなんて。
気にしたことなかった。
私としたことが…。
でも、フレンが私にくれた言葉は私にとっては心から受け取れる最高なプレゼント。
私はそんなプレゼントを毎日毎日もらってた。
だけど、私は何もしていなかった。
いつも自分を優先して都合の良い所に逃げていた。
それに、そんな私をフレンは包み込んでくれた。
どっちにしろ、私はフレンに何もしてない。
いつもいつも、フレンは私にたくさんの喜びをくれていた。
私は何をあげた?
フレンはいつも私を思って言葉を選んでその言葉を私に伝えていた。
悪いことは悪い、良いことは良い。
それをわきまえて。
フレンの言葉は私の事を考え、私を育ててくれていた。
すべては私のため。
「そういう事ですよね」
「はい」
ユリアは空を見上げて微笑んだ。
「今から貴方を船に返します」
「え…?」
自分自身を見つめられたって事?
私は自分自身と向き合ったんだね。
「フレンとヴィンセントを助けてあげて」
「任せて下さい!」
ユリアは胸の前でこぶしをつくり力強く笑った。
その表情は揺るぐことのない、決意をかわしたかのように。
草原、空が、光に包み込まれその眩しさにユリアは優しくまぶたを閉じた。
まぶたを閉じて数秒たった頃、目を開いたらそこは、扉があったところのすぐ前の廊下。
「あ…れ…?」
確かにここにあった扉がなく、目の前には大きな風景画があった。
その風景画には果てしなく続く草原と雲ひとつない青い空。
ユリアはその絵を見ると小さく笑い、フレンと私の部屋へと走った。
大丈夫。
フレンは私が守るよ。
今までフレンがくれた言葉を見方にして。