shining☆moon‐私の王子様‐
~~フレン.said~~
床をジタバタさせながら向かった先は俺と…ユリアの部屋。
部屋に入ってベッドに直行した。
「……っあ…くそ…!!」
イライラする。
何もかもがどうでもよくなる。
全てが俺を睨んでいるかのように。
俺だけ孤立するように。
フレンは横向きに寝転がり、考えこんだ。
『好きじゃねぇって言ってんだろ!!』
自分の気持ちを各層と不意に放った言葉。
その言葉は自分を守るために作り、ユリアの気持ちを考えずに放った。
好きじゃねぇ、そう言った。
だけど本当は世界を敵に回してでもユリアの傍に居たいと思う。
それほど俺はユリアが好きだ。
なのに……。
あんな事を言ってしまった。
ユリアは傷ついたのだろうか。
もし、傷ついていなかったら俺のことなんてなんとも想っていないという事。
もし、傷ついていたらユリアは俺の事が好きだって期待してもいいのだろうか。
レオはどうして俺にあんな事を聞いたんだ。
レオにイライラする。
レオはあんな奴だったのか?
いや、違う。
レオは好きな人の前で俺を恥らせてユリアに嫌われて欲しかったんだ。
もしかして俺がユリアの事が好きだって事を知って…?
余計ムカつく。
フレンは頭上の枕を掴み、ベッドの下に思いっきり投げつけた。
「…なんなんだよ……」
このイラ立ちが治まらなくて、怒りが俺を包み込み、気持ちのコントロールがつかなくなる。
やっとの思いで気持ちが治まり、俺は眠りについていた。
そして、潮風にあおられて少し冷たくなった頬に温かい涙が頬を伝い、溶かしていく。
ガチャン…―
フレンとユリアの部屋のドアが開いた。
少し荒くなった息が少しずつフレンが寝ているベッドに近づく。
「……フレン…」