shining☆moon‐私の王子様‐
下町は人が多くにぎやかな所だった。
魔法書屋、魔剣屋、半分は魔法具で半分が服屋、アクセサリー屋さん、大きなショッピングセンターがある。
何処のお店も色とりどりで華やか。
カップルで歩く人もいれば、親子や同性友達で歩く人もいる。
ときどきちらちらとキスをするカップルが目に入る。
離したと思ったらまたくっつける。
その繰り返し。
「そう言えば、ユリアは誰にクリスマスプレゼント渡すの?」
「え?えーっと……」
想い人。
実際誰が想い人なのかよくわからない。
でも……。
浮かび上がるのはフレンだけ。
あっと思って無理にレオを浮かび上がらせると、気持ちが曇る。
「あのさルイス、クリスマスプレゼントって想い人にしかあげられないの?」
「え?そうだけど…、なんで?」
「わっ私、…レオとルイスにもあげたい……」
「レオと私にも、って…。ユリアって馬鹿正直だね」
「えっ!?」
私が馬鹿正直!?
そうなのかな…。
でも馬鹿正直な発言はしてないと思うけど……。
「ユリアさ、フレンのこと、好きでしょ」
「…ど、どうして、そうなるの?」
ルイスはニヤっと不気味な笑みをした。
「だって今、レオと私にもクリスマスプレゼントあげたいって言ったじゃん」
え?
言ったっけ?
ユリアは思い出した。
「わっ私、…レオとルイスにもあげたい……」
私はハッとしてルイスを見た。
ルイスはニヤニヤして私を見る。
私の顔はボッと赤くなった。
そして両手で顔を覆い隠した。
「みっ見ないで~~////」
「あはは、真っ赤だ~」
私はそのまま走りショッピングセンターの中に入って行った。
ルイスも私の後ろから走ってついてくる。
あああ~~!!
顔の色が治まんないよ~!!
恥ずかしいよ~~!
もう!!!
馬鹿ルイス!!!