shining☆moon‐私の王子様‐
~~レオ.said~~
「フレン…遅いね」
レオの横で机に顔を眠たそうにつけるルイスが呟いた。
それもそのはず。
フレンがユリアを探しに行ったのは朝の8時、で今は6時になっているのだから。
エルランドのロビーから皆もだんだん居なくなり寮に帰っていく。
確かにリダアースの館は遠い。
でも、シフトかワープループを使えばすぐのこと。
でも魔力がけずられてしまう。
ユリア…、大丈夫かな…?
僕的にはフレンよりユリアが心配。
昨日倒れて、まだ完全には治っていないはず。
あの時フレンを行かせなければ良かったな…。
フレン、絶対ユリアのこと好きだよね、きっと。
「…あ、そうだ」
「何…?」
ルイスがレオをニタニタした顔で見る。
「レオってさ、ユリアの事好きでしょ」
「えっ!!!???」
レオの顔はどんどん赤面していく。
どうしてルイス知ってるの!?
何故だ!
僕はフレンにしか言っていないはず。
もしやフレンが!?
いや…ないな。
フレンは口が固いから僕の許可がある限り言わない。
じゃあ誰が!?
「図星☆」
「誰から聞いたんだよ!?」
「いや、直感」
「…っ!!!!」
ちょ…直感!!??
誰からも聞いてないって!?
…僕、無駄な事したな…。
「…内緒に、してね」
「もちろん!」
ルイスはにこにこしてレオの手を取った。
ルイスはきっと言わない。
言ったとしてもルイスが大好きなフレンぐらい。
でもフレンは知っているから問題ないか。
…ルイスって本当にフレンの事が好きなのか?
遊び半分でじゃない?
「ルイスって、本当にフレンの事が好きなの?」
ルイスの表情は真剣になる。
「好きだよ」
凛としたルイスの顔。
久しぶりにみた。
本当の事を言ってる時と、真剣になってる時にしか見せない顔だ。
「ねぇレオ。私たち、手を組もうよ。レオはユリア、私はフレン。お互い協力し合おうよ」
ルイスの言葉にレオは小さく頷いた。