水恋
「おい、李津、営業スマイル!!」
克弥が私をつつく。
微笑みのプリンスは全力でイヤだが、どうしようもない。
とりあえず、おもてなしをしないといけない。
目の前に来たお客の女子に、私は笑いかける。
「お帰りなさいませ、お嬢様方。」
きゅーーーーーーんっ。という効果音が女子達から聞こえて来たのは気のせいだろうか。
「こちらへどうぞ、お嬢様方」
とりあえず教室の模擬店に通す。
「ここの席で、ごゆっくりどうぞ」
私は、メニューを渡した。
その時、廊下がすごく騒々しいことになってることに気付いた。