学園奉仕活動
「い、いや、すまない。ほんとにすまない・・・・・・」


このままでは、叩かれる日も近い―――いや、日って言うか、時間?分?―――ので別の事を考えるよう努める。








カラカラと音を立てながら戸を開き『オニシロら〜めん』と書かれた、のれんをくぐる俺。


『い、いらっしゃい・・・・・・ませ・・・・・・』



『おうっ』


ってなやり取りをしながら席に着く。


『な、なんにするんだっ』

と、聞きながら綺麗な女性店主が、水が入ったコップをテーブルに置いた。


『う〜〜〜ん』


俺は、メニューに視線を落としながら、そのコップに手を伸ばす。



『じゃあ〜・・・・・・』



水を一口飲み、女性店主を見据えて俺は言った。


『君で・・・・・・・』



『なっ・・・・・・』


驚き、みるみる内に顔が赤くなっていく女性店主。


オォ〜〜〜


マァ〜〜・・・・・


何処からともなく流れ出す恋仲の男女が抱き合って踊る様な甘い音楽。



『な、ななな、なにを言って・・・・・・あっ』


有無を言わせず、俺は女性店主を抱きしめた。


『こ、ここ、困るぞっ。こ、こんなとこで。そ、それになんだこの音楽は、何処から・・・・・』


『気にするなそんなこと。それより楽しもう、この時を・・・・・』




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