学園奉仕活動
「へい、お待ち・・・・・・・・い、言っとくが、お前等の、た、為じゃねえからなっ」

店主は、そう言いながら、忍肉拉麺セット(拉麺と炒飯)を順に皆の前に置き、最後に餃子をじろさんの前に置くと、店の奥へと引っ込んだ。


お前等の為じゃねえって、じゃあ、誰の為やねん・・・・・
と、俺は思ったが、口にはしなかった。


それよりも気になった、いや、気になっている事があったからだ。



「・・・・・・・・・・・」



右隣に座っているロピアンも気になっているみたいで俺の左隣の奴を見ている。


「ふふふっ・・・・・・・そうくるのか・・・・・・ふふふ」


ニヤニヤしながら何か言っている。


「うっしゃー飯だ!」


「ひゃっほい!にゃーーん!」


死にかけていた、じろさんと寝子は、ガツガツ忍肉拉麺セットを食べ始めたが、俺とロピアンは、左隣の奴から目が離せないでいた。


「お前の為ならこんびーふだ。コンビーフフル」


見えない何かを抱いて、何か言っている。


「コンビーフフルってなんだろう・・・・・・?」


と、ロピアンが聞いてくるが

「わからへん・・・・・・」


としか答えられない。


いつも以上に、おかしいコイツの事を分かる筈が無かった、だがそれ故に気になりすぎて、空腹にも関わらず目が離せないでいた。


「・・・・・・・・」


俺は、割り箸の先をスープにチョンとつけ、そのまま割り箸の先端を、百太郎の鼻に近付けた。


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