学園奉仕活動
「どうするのっ?もう学校目の前だよっ?」


「ヤバいですよ!チャイム鳴ってます!」


と言う、少し前を歩くロピアンと寝子からも、にんにく臭が漂ってくる




・・・・・・・恐るべし、ツンデレ店主の特製にんにく・・・・・・・。



「とりあえず、寝子とロピアンは、コンビニで大量に臭い消し買ってきてくれ。ゴリラは俺と屋上で待機だ」


「分かったよ!」


「はい!」


「おう!」


ロピアンと寝子は、Uターンしてコンビニの方へ走っていき、ゴリラは俺の隣を維持したまま返事だけする。


「お、おい、俺っちはどうすんだ?」


そんな俺達をぼーっと見ていたじろさんが、思い出したようそう言った。


「・・・・・・・」


「・・・・・・・」


ゴリラと俺は無言で頷き合い、そして言った。


「仕事しろ」


「えっ、いや、おいおい、そりゃないぜぇ。俺っち達ゃフレンドだろっ!?」


「いや、ティーチャーとスチューデントだ」


「おいおいおい、一緒にラーメン食った仲じゃねぇか!ラブな仲だろ!?」


「いや、ラブどころか、お前なんてライクでもない」

「ちっ、ちくしょうっ・・・・・・・ばーろぉ!てめえなんか死んじゃえ!」


じろさんは、捨て台詞を吐くと、両手を顔にやり「あーーーん」と泣きながら、学校へと走り出すが


「いい歳こきやがって。なんとも寂しい背中だ」


「いや、泣かしたのお前やけどな」


にんにく臭い俺とゴリラは見送ることしか出来なかった・・・・・・・


まあ、どうでもいいけどね。


「さあ、忍び込むか。俺達の学校に」


「・・・・・・・なんか、自分の学校に忍び込むのも変な感じやな」


「しょうがないだろう?普通だったらスルー出来るのに、妙なリアル要素入れてきやがったんだから」


「ああ、アイツか・・・・・・・。にんにく臭いで何処まで引っ張るんやろうな」


「さあな〜。まあ、とりあえず行こう」


俺とゴリラは、なるべく人に出会さない様、注意を払いつつ学校の屋上へと向かった。

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