学園奉仕活動
本名は、黒田孔明(くろたこうめい)

中国と日本の名軍師がくっついた様な、そんなとんでもな名前であり、何故どらさんと呼ばれているかと言うと

肩ぐらいまでの髪が濃い青色で、首から缶コーヒーの底ぐらいの大きさの金色の鈴をぶら下げており、何か困った事があれば制服の上から羽織っている白衣のポケットから自作の便利な道具を出してしまうからだ。


「そうか。私は、君の事は好きだから構わないんだけどな」


こうやって――感情がこもってない声でだが――はっきり言い切ってしまうのも、どらさんの特徴だったりする・・・・・・・。


「そう言ってもらえるのは光栄の極みですが・・・・・・今はその時ではないと言うか、なんというか・・・・・・・」

ううっ、はっきり断れない・・・・・・・

普通なら、青色の頭で鈴を首からぶら下げて白衣を羽織ってる女子生徒なんか、変質者以外の何者でもない訳で、暴言の一つ二つ浴びせて断るぐらいなのだが



どらさんは・・・・・・・


意外にも似合っているし、結構な美少女だったりする訳で・・・・・・・


いや、た、ただ可愛いからってだけじゃないぞ!

俺は面だけ見る男(お)じゃない!


どらさんには世話になったことが何回もあるし、恐らくこれからもお世話になるだろうし、か、感情表現が苦手みたいだが、どらさんは基本的にいい人だし、あ、あのほらっ、こ、これでいいのだ!


「畏まらなくても大丈夫だよ。私はそこらの女みたいに、強引にはしないさ」



「あ、ああ。そうですよね・・・・・・・」


そこらの女性も強引にはしないと思うんだが・・・・・・・

どらさんの目には、同性がどんな風に映ってるんだろうか・・・・・・・



と、そんなことを考えていると、どらさんが「ところで」と、顎に手をやり言う。


「ん?どうしたんですか?」


「うむ・・・・・・。君は、いや君達は・・・・・・・」


どらさんは、妙に神妙な顔つきで、何かを考えながら言葉を発してるようだ。


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