学園奉仕活動
「うん、うん」
小さく頷く、俺。



そうだ、俺は可愛ければなんでもいい男、即ち―――




「最低な男じゃないかーーーー!!」


俺は、両手を挙げ空に向かって叫んだ『おお、神よ。こんな俺を許したまえ。そして、皆っ!オラに少しだけ気を分けてくれ!』の気持ちを込めて。


「ふむ。君は最低な男なのか?」


少しだけ気を集めつつあった俺に、脚の上のどらさんがそう問うてくる。


「まあ、わりと」


『皆っ!サンキューな!使わなかったけど、オラ助かったぞ』と心の中で皆にお礼を言い、両手を下ろしてどらさんに向き直った。


「そうなのか〜。でもオラには、おめえが最低な男には見えねえぞぉ〜。センズでも食うかっ。な?」


どらさんは、そう言って、白衣のポケットから出したグミを三つ、四つ、手渡してくる。


「いや、センズじゃねえし!てかまた、なんでグミっ!?それに何この人っ!心読めんのっ!?」


と、思ったが、口に出来ず俺は


「あ、そ、その、サンキューな」


と、お礼を述べる。


ヘタレとでもなんとでも言うがいい、これが俺のやり方なのだチェケラッチョ、しぇきぇらぁべいべぇ〜だぜ。


と、俺が、もらったグミを口に放り込んだ時



「おおっ!口臭が消えてるっ!・・・・・・・って、あれ?無いぞ・・・・・・・?」


四つん這いで叫んだと思ったら、急に口をモゴモゴさして首を傾げている


「何やってんの?お前」


そんなゴリラに声を掛けてみた。



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