サクラドロップス

「イツキ?」

イツキの次の台詞が、待ちきれないアタシ。

するとイツキは、唇の端をキュッと上げて、アタシが一番だいすきな笑顔を見せると・・・


「遺伝子共有率50%」


と、言った。

「・・・遺伝子って・・・」

と、アタシ。

「普通の兄妹と、なんら変わりはないんだけどネ。でも、ミユキの子供は、絶対ボクに似てるって。産んどいてよ、オトコノコ。この可愛い顔がこの世から消えるの、惜しくない?」

「イツキ・・・?」

「あ、自分で言うなって?いや、ミユキがこの顔がすきですきで仕方がないみたいだからさ、調子にのってみました」

「イツキ・・・」

「で、2人目は旦那にそっくりな子供産んで、3人目頑張って、ミユキにそっくりな、オンナノコ産んで。お母さんに、抱かせてあげて」

「・・・・・・」

その、言葉を聞いて



アタシの中で、彼の気持ちが、溶けた。




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