サクラドロップス
「・・・で、いつか。ボクに似た子供、産んでくれる?ユキさん?」
と、言って、いやになる位に綺麗な笑顔を、アタシに見せた。
「・・・そんなの!」
イツキの手をどかせて、アタシ。
「そんなの、イツキとの子供じゃなきゃムリよ!」
「そーでもなかったりして」
「どうして!!」
「んん?マジで解らないの?」
「わかんない」
完全に拗ねた声のアタシ。
涙でグシャグシャで鼻はズルズルで頬までふくらまして・・・子供というよりアタシは幼児になったらしい。
でも、イツキのせいだ。
「案外ボクの考えてることはミユキには伝わらなかったんだよな。愛の違いかな」
アタシがこんなに泣いていると言うのに、のん気に失礼なことを言うイツキ。