サクラドロップス

でも、イツキが・・・

「大丈夫。しあわせになる」

って、言ってくれるから・・・

だから、アタシも


「うん。アタシは、大丈夫」


精一杯の、作り笑いで、上手くはない、ウソをつくの。


「・・・うん」


イツキはアタシの笑顔を見ると、少しだけ目を潤ませ、けれどすぐに、溜息が出るほどの笑みを作って見せると。


『また、10年後』


と、言って・・・





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