シェリの旅路
ジオはキミの飛んでいく姿を

見てほっとため息をついて

道に倒れこんだ。


ジオは嘘をついた。


―オレ、最低だよ。

キミはキミなのに。

……確かにミルと似てるとこも

いっぱいあるけど、

オレはキミにミルを重ねて。

逃げてるだけだ。

……だけどこのままじゃ恐い。

ミルのいない世界なんて

無理なんだ。

だからもう少しだけお前に

ミルを重ねさせてくれ、キミ。


ジオは自分に嫌悪感を

抱いて泣いた。


淋しくて恐くてミルの笑顔を

思い出している反面

キミの笑顔を思い浮かべていた。


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