疲れ切った心



「珠理」


「どうしたの?悠斗」



食事も終わり、露天風呂から出てくると悠斗だけが待っていた。



「さっき旅館の人の話が聞こえたんだけど」



何・・・?



「最近隣で電気工事してんだと」



それが?



「その影響がたまにこっちのホテルにも来るんだと」



それって・・・・。



「停電するってこと?」



私の変わりに結夢が口を開いた。



「そういうこと。昨日直して貰ったらしいけどまだ心配だとよ」



う、ウソ・・・・。



その時、タイミング悪く雨が降り出した。



タイミング悪すぎでしょ。



雷の音も遠くから聞こえるし・・・・。



「珠理、大丈夫?私、夏蓮と部屋代わってもらおうか?」


「大丈夫だよ」



せっかく皆楽しんでるのにぶち壊しになんて出来ない。



それに、ココの近くで雷なんて落ちる訳ないでしょ?



「なにかあったら直ぐ駆けつけるからね?」


「うん。ありがとう」
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