疲れ切った心
「それは、悠斗君は何も知らなかったからでしょ?私だって琴羽が体調崩したら何もできないもん」
「それは竹下は知らないからだろ」
「そう。でも、それって一緒じゃない?悠斗君も知らない。だったらこれから知っていけばいいじゃない」
いつの間にか泣き止んでいた竹下に説得される俺。
「バッカじゃないの!?」
そしていつの間にか部屋に来ていた琴羽が叫んだことに驚く2人。
「もう私は元気なのよ!?同情で私を選ぶ何て言わないで!」
ココに来て琴羽がやっと初めて認めた。
「私に遠慮なんかしないでいいんだよ?そりゃあ、私を選んでくれたら嬉しいよ?でも、それは悠斗自身が選ぶことでしょ?」
俺が選ぶこと・・・・・。
「珠理ね?私の前で弱い所を出すのは、暗闇の時だけだった。
私に心配かけないように、とか考えてたんだと思う。
だから絶対弱みを見せようとしないの。
そんな珠理が悠斗君の前では泣いて、甘えて、嫉妬しちゃったよ」
珠理の寝顔を愛おしそうにみつめる竹下。
「そんな珠理の泣き顔をみたことあるのは1回だけ。
仲良くなるきっかけになる時だけ。
でも悠斗君は違うでしょ?何回も頼られてるじゃない。
悠斗君の素直な気持ち、珠理に言ってあげて?」
俺の本当の気持ち____
「珠理を預けるから、ちゃんと素直な気持ちを言うんだよ?言いたいことも」
「悠斗・・・・」
不安そうな琴羽に顔を向ける。
「ごめん、琴羽。気持ちは凄く嬉しい。でも俺、珠理のこと好きなんだ。珠理とは色々とあったけど、ちゃんとやり直したいと思ってる」
「・・・・・分かってた」
琴羽・・・・・。