ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
それから八木原くんのペースに流されてもう一杯だけチューハイを頼んで。
後は会社の人の話や仕事の話を八木原くんが面白おかしくしてくれた。
八木原くんは話が上手で人を楽しませるのが上手。
さっきあんな風に言われたばかりだというのに、それが気にならないくらいサッパリと接してくれる。
だからその時間は純粋に楽しかった。
◇◇◇
会計のときも八木原くんがさっと財布を出して払ってくれた。
慌てて私もお財布を出したけれど、
「だいじょーぶ! こんなんで彼氏にしてって言わねーから!」
と酔っ払いテンションの八木原くんに遮られた。
お店を出ると火照った顔を夜風が気持ちよく冷やしてくれる。
「あー、メイちゃん! 次、どこ行こう!?」
「え? わ、私、今日はもう……」
「えー。もったいないよ。金曜だよ!? メイちゃんとせっかく二人っきりだよ!? そうだ、海行こう、海!」
後は会社の人の話や仕事の話を八木原くんが面白おかしくしてくれた。
八木原くんは話が上手で人を楽しませるのが上手。
さっきあんな風に言われたばかりだというのに、それが気にならないくらいサッパリと接してくれる。
だからその時間は純粋に楽しかった。
◇◇◇
会計のときも八木原くんがさっと財布を出して払ってくれた。
慌てて私もお財布を出したけれど、
「だいじょーぶ! こんなんで彼氏にしてって言わねーから!」
と酔っ払いテンションの八木原くんに遮られた。
お店を出ると火照った顔を夜風が気持ちよく冷やしてくれる。
「あー、メイちゃん! 次、どこ行こう!?」
「え? わ、私、今日はもう……」
「えー。もったいないよ。金曜だよ!? メイちゃんとせっかく二人っきりだよ!? そうだ、海行こう、海!」